電子部品メーカー ハンドブック 2025

AI、モビリティーなど新商機到来で伸長へ、中長期見据え投資など進行

電子部品メーカー ハンドブック 2025

商品番号 : SMB-74358

出版社産業タイムズ社
出版年月2025年3月
ページ数264
価格タイプ税込価格
価格17,600円
種別日本語調査報告書

電子部品メーカー ハンドブック 2025

  • AIサーバーへ冷却モジュール、コンデンサーなど新需要で開発・投入活況
  • モビリティーはイノベーションの宝庫、電子部品にも新需要の波
  • MLCC(積層セラミックコンデンサー)で最先端領域リード、中長期へ生産体制も布石
  • 先端電子部品が特定重要物資に初認定
  • 材料から一貫の高度な技術力磨き世界に最先行
  • 内製ICを外販へ、海外拡販強化など新たな布石も

発刊趣旨とご購入のご案内

電子デバイス産業界にあって、世界にニッポンの存在感を示し、材料から一貫の匠の技術力でも世界をリードし続けている日本の電子部品業界。半導体に続いて、電子部品も経済安全保障上の特定重要物資として政府に認定され、その増産計画やサプライチェーンの強靭化を支援する動きが広がってきました。電子情報技術産業協会(JEITA)の調べによれば、2024年の世界の半導体生産額は94兆5318億円(6269億ドル)。このうち、日系企業の生産は約7%相当の6兆7658億円です。これに対し電子部品は、同年の世界生産額が32兆2935億円(2141億ドル)。日系企業はこのうち10兆5601億円の生産額を誇り、実に世界市場の約33%を制しているのです。
25年もAI関連が電子部品の需要拡大を牽引する流れが続くとみられ、データセンター向けのサーバー、そして周辺の電力製品や冷却モジュールなどへの活発な引き合いが継続しそうです。また、AIを搭載したスマホやパソコンのモデル数がさらに増加することで、部品のさらなる高機能化や買い替え需要の促進につながると期待されており、モバイル領域は今後も電子部品の軽薄短小化を牽引する肝であり続けるでしょう。

また、自動車関連もxEV需要、AD/ADAS需要は健在であり、かつ25年は新興EVメーカーによる新型モビリティーが様々お目見えし、ソフトウエアが車の価値を決める時代が始まります。完全自動運転の実現に向けて車室内外で多様な新規需要の創出が見込まれており、さらに快適な車内空間を実現するための各種センサーフュージョンやモーターの高度化などにも注目が集まりそうです。
こうした電子部品業界のマクロ情勢を勘案し、本書「巻頭企画」では「AIデータセンター/サーバーで電子部品に新商機到来」をテーマに取り上げました。続いて、第1章では電子部品の需給バランスを左右する「主要アプリケーション動向」として、自動車、スマートフォン・通信・データセンター、ロボット・医療、宇宙・航空・空飛ぶクルマ、クロスリアリティー(XR)市場を捉えます。第2章で「半導体、電子部品の市場動向」についてまとめ、第3章では「主要電子部品の最新動向」として、コンデンサー、コネクター、サーミスター、HDD、センサー、タイミングデバイス、モーターの最新動向に言及します。第4章では、国内外で活躍する主要電子部品メーカー各社の2024年の動きを中心に躍動感ある内容を収録しています。そして第5章では、電子部品メーカー各社の国内拠点エリアが一目でわかる「工場マップ(分布図)・一覧」を掲載しています。

本書は電子部品を含む電子デバイス産業の専門紙『電子デバイス産業新聞』編集スタッフが企画・構成の上、執筆したものです

内容構成

巻頭企画 AIデータセンター/サーバーで電子部品に新商機到来

第1章 主要アプリケーション動向

1-1:自動車

1-2:スマートフォン・通信・データセンター

1-3:ロボット・医療

1-4:宇宙・航空・空飛ぶクルマ

1-5:クロスリアリティー(XR)市場

第2章 半導体、電子部品の市場動向

2-1:半導体の市場動向

2-2:電子部品の市場動向

第3章 主要電子部品の最新動向

3-1:コンデンサー・MLCCの最新動向

3-2:コネクターの最新動向

3-3:サーミスターの最新動向

3-4:HDDの最新動向

3-5:センサーの最新動向

3-6:タイミングデバイスの最新動向

3-7:モーターの最新動向

第4章 主要電子部品メーカーの動き

愛知製鋼/IDEC/アイビックス技研/I-PEX/旭化成エレクトロニクス/ASPINA(シナノケンシ)/アルファ・エレクトロニクス/アルプスアルパイン/Amphenol/イリソ電子工業/AGC/SMK/NKKスイッチズ/FDK/大泉製作所/岡谷電機産業/沖電線/オムロン/オリエンタルモーター/京セラ/KELK/ケル/KOA/SiTime/サガミエレク/サムスン電機/サンコール/シチズン千葉精密/シチズン電子/シチズンマイクロ/指月電機製作所/芝浦電子/シュルター/鈴木/進工業/ストーブリ/スミダコーポレーション/住友電気工業/セイコーNPC/セイコーエプソン/SEMITEC/センシリオン/双信電機/大真空/ダイヤモンドエレクトリックホールディングス/太陽誘電/タムラ製作所/チノー/ツカサ電工/TE Connectivity/TDK/TDKラムダ/帝国通信工業/テクダイヤ/東京コスモス電機/トーキン/トミタ電機/長野計器/ニチコン/ニッタ/日本ケミコン/日本セラミック/日本端子/日本発条/ニデック/日本航空電子工業/日本抵抗器製作所/日本電波工業/Harwin/パナソニック インダストリー/林電工/Piezo Studio(ピエゾスタジオ)/ビシェイ インターテクノロジー/ヒロセ電機/フォスター電機/フジクラ/不二電機工業/北陸電気工業/ホシデン/松尾電機/マブチモーター/MARUWA/ミツバ/ミネベアミツミ/村田製作所/MEYSENS(旧:トポセンス)/モレックス/ヤゲオ/ヨコオ/リズム翔栄/リテルヒューズ/リバーエレテック/ルビコン/LEM International/ローム

第5章 工場マップ(分布図)・一覧

国内主要工場一覧

国内主要工場分布図