出版:株式会社ネオテクノロジー 出版年月:2023年1月
プラスチックリサイクル
プラスチックリサイクルの最新特許情報
ページ数 | NA |
税込価格 | 198,000円 |
税抜価格 | 180,000円 |
種別 | 日本語調査報告書(オンラインアクセス) |
当レポートはネオテクノロジーの『ダイナミックマップ』シリーズに属するレポートです。ダイナミックマップの詳細についてはこちらをご覧ください。
本書では、プラスチックリサイクルに着目して最近の特許情報を調査しました。注目テーマに関する技術と企業の動向把握にご利用ください。
軽くて耐久性があり、あらゆる形状に成型可能なプラスチック材料を便利に使用していますが、近年環境汚染やカーボンニュートラルの課題が問題となっています。環境問題としては、耐久性があることから小さな破片となって海に広がるマイクロプラスチックの影響が懸念されています。当然のことながら、燃やせば発生する二酸化炭素による地球温暖化の問題、原料となる石油資源の問題などもあります。これらは、発生する二酸化炭素量と吸収、使用されて減少する二酸化炭素量とをバランスさせるカーボンニュートラル問題とも関連しています。
【調査した特許技術】
この調査では、主にマテリアルリサイクルと、ケミカルリサイクルの手法、さらにはその他の手法含めて、プラスチック材料リサイクルの手法技術に関する特許情報を調査しました。繊維強化プラスチックでは、回収する強化繊維ではなく、マトリクスとしての樹脂部分に注目しています。
なお、燃焼によるエネルギー利用等はサーマルリサイクルとして本調査ではノイズとします。間接的に油等を得る技術は採用しています。
目次/技術分類
【技術分類】
◇製品をそのまま再利用
プラスチック製品の形状を破壊せずに、金属等の付属物を除去したり、汚れを洗浄したりして、元の形状を維持したものを再利用する技術
◇材料の単独再利用
プラスチック製品または廃材等からプラスチック材料を分離・洗浄等の精製後、材料そのものを再利用する技術
◇他樹脂と混合再利用
プラスチック製品または廃材等からのプラスチックと新たな樹脂等他の材料と混合することで再利用する技術
◇分解成分を樹脂へ再利用
プラスチック製品または廃材のプラスチック材料の分子構造を化学的に切断し、再び樹脂等へ再利用する技術で、最終形態はモノマーあるいはオリゴマー等であり分子の大きさに限定されません
◇分解成分を樹脂以外へ再利用
上記と同様であるが、最終形態が医薬品原料など種々の化学物質であり、樹脂等への再利用ではない技術
◇強化繊維樹脂のリサイクルとして樹脂の分解
強化繊維を含む複合材料から強化繊維をリサイクルする技術において、マトリクス樹脂のリサイクルには未対応であるもの
◇加熱分解
加熱処理により樹脂を分解して成分を再利用する技術
◇参考情報
上記分類には属さないが、技術的に参考として見ておきたい特許情報