出版:株式会社ネオテクノロジー 出版年月:2023年7月
バッテリマネジメントとSOH推定 – ダイナミックマップ
本書では、二次電池のSOHを推定するために必要となる計測フローや、取得すべきパラメータなど、SOH推定技術について調査しました。
ページ数 | NA |
税込価格 | 198,000円 |
税抜価格 | 180,000円 |
種別 | 日本語調査報告書(オンラインアクセス) |
Report Overview
当レポートはネオテクノロジーの『ダイナミックマップ』シリーズに属するレポートです。ダイナミックマップの詳細についてはこちらをご高覧ください。
当レポートについて
SOHは二次電池の劣化状態に関する指標です。現在はリチウムイオン電池が二次電池として主流となっていますが、同じ体積で電池容量を大きくできる全固体電池も実用化が目前となっています。二次電池は例えば温度や充電電流などの使用状況により、電池の寿命が大きく変化するデバイスです。よって電池の劣化度や寿命を取得することは、早期に電池交換するなどの対策をとることができ、利便性だけでなく安全に電池を使用することにもつながる重要な技術といえます。
本書では、二次電池のSOHを推定するために必要となる計測フローや、取得すべきパラメータなど、SOH推定技術について調査しました。

■調査対象技術
本書では、SOHを推定するために、どのようなパラメータ(例えば電流、電圧、電池内部抵抗など)を取得すればよいか、また、計測のフローや演算方法など、SOHの推定に関連する記載のある特許情報を調査対象としました。 ただし、電池の劣化を回避する充電方法などは対象としていません(明らかなノイズ情報は対象外としています。また単なる拡張記載の特許情報はノイズ情報としています)。
■技術と企業の全体像を俯瞰できるダイナミックマップ
本ダイナミックマップは、タイトルテーマ技術に関する特許情報の調査結果を、技術分類ごとに分けた技術側と出願上位10社までの企業側の2軸から閲覧することができる電子版特許調査報告書です。『技術側』では出願件数推移グラフや技術の企業シェア等を掲載し、『企業側』では出願内容を技術分類ごとに分けたレーダーチャートや発明者リスト、共同出願人リスト等を掲載しています。
特許調査、技術動向把握、事業経営企画のための特許調査資料としてご利用ください。
Table of Contents
◇機械学習
SOH予測に機械学習を用いる技術に特徴のある特許情報を取り上げました。学習用データ取得も含めます。
◇セル温度
SOHの推定に温度を用いる技術に関する特許情報を取り上げました。
◇SOH推定(フロー)
劣化推定で処理の流れ(フロー)に関する特許情報を取り上げました。
◇SOH推定(システム)
劣化推定において、サーバーなど電池以外のシステムを用いてSOH推定を行う特許情報を取り上げました。
◇SOH推定(演算)
劣化推定の演算方法に特徴のある特許情報を取り上げました。サーバーなど、電池以外の機器から情報を取得する場合は含めていません。
◇特定電池のSOH推定
複数電池の中で特定の電池の劣化を判定する特許情報を取り上げました。1つの電池が複数のセルで構成される場合に、各セルの劣化推定を行う場合も含めています。
◇パラメータ取得
劣化診断用のパラメータ(内部抵抗の時間的な変化率や、電池の累積使用時間)の取得に特徴のある特許情報を取り上げました。
◇インピーダンス測定
劣化推定にインピーダンスを取得することに、特徴のある特許情報を取り上げました。
◇推定モデル
SOHの推定用モデルを用いることに特徴のある特許情報を取り上げました。(等価回路も含めています。)
◇参考情報
上記分類には該当しないが、技術的に参考として収録しておきたい特許情報等を取り上げました(主にSOHの応用技術)。