出版:SBD Automotive
ソフトウェア・ディファインド・ビークル: ビジネスモデル、コアテクノロジ、サプライチェーン
The business, technology and supply chain of The Software-Defined Vehicle
出版 | SBD Automotive |
出版年月/出版頻度 | 2021年8月/ワンタイム |
ページ数 | 180 |
価格 | お問合せください |
種別 | 英文+日本語調査報告書 |
過去40年間にわたって、自動車メーカーは、エレクトロニクスおよびソフトウェアのグローバルなサプライチェーンをベースに、安全機能や、性能、インフォテイメント、およびドライバー支援技術を繰り返し導入、多種多様なブランドや市場を対象としてそのエレクトロニクスのプラットフォーム、バリエーション、および構成を複数維持してきました。
このアプローチは、コストを管理する上で役に立ち、車両のコンポーネントの安全性と信頼性を確保し、ブランド内でポートフォリオを差別化するための様々なオプションを提供しています。しかしその一方、サプライヤーのリスクが大きくなり、市場状況への反応が遅れ、車両ソフトウェアのアップデートが非常に高額かつ複雑になるという問題もあります。
こうした問題を解決して新たなユーザーエクスペリエンスを生み、開発スピードを高めブランド力を強化する新しい車の形がソフトウェアディファインドビークルです。本書では、ソフトウェアディファインドビークルの本質と、それを可能にするためのコンポーネントやアーキテクチャといった技術的要素や組織体制の変革を解説するとともに、OEM、サプライヤー各社の取り組み状況や将来の展望について考察しています。
これまで自動車メーカー各社は、エレクトロニクスおよびソフトウェアのグローバルサプライチェーンと連携し、新たな安全性、性能、インフォテイメント、ドライバー支援技術を導入してきました。こうした技術や機能は高度に構造化された長期的な計画に基づき開発され、メーカー各社は多種多様なブランドや市場を対象とし、エレクトロニクスのプラットフォーム、バリエーション、および構成を複数維持してきました。 このアプローチは、コストを管理する上では有用であり、車両のコンポーネントの安全性と信頼性を確保し、ブランド内でポートフォリオを差別化するための様々なオプションを提供します。しかしその一方で、サプライヤーのリスクは大きくなり、市場状況への反応の遅れや、車両ソフトウェアのアップデートの高額化かつ複雑化といった課題も生まれます。
電動化、ハイパフォーマンスコンピューティング、自動運転、デジタルインテグレーション、およびユビキタスコネクティビティの収束により、メーカーは現在、サプライチェーンに関するこうしたのリスクを軽減できるだけでなく、新たなビジネスモデル、機能、およびエクスペリエンスを通じてUXを向上させるとともに、ブランドロイヤルティを高めることが可能となっています。それらは本質的にすべて、ソフトウェアによって実現されるものです。業界では、このような収束が具現化したものをソフトウェアディファインドビークル(SDV)と呼んでいます。SDVを規定するのは、単一の機能、コンポーネント、またはシステムなどではなく、各部が集まった総体です。
SBD Automotive「ソフトウェア・ディファインド・ビークル: ビジネスモデル、コアテクノロジ、サプライチェーン – The business, technology and supply chain of The Software-Defined Vehicle」はソフトウェアディファインドビークルについて詳説するとともに、クロスプラットフォームソフトウェアによる継続的な更新および保守が可能な車両を構築するために、どのようにプラットフォームおよびサービスを活用すべきかを検証します。
対象市場
グローバル
OEM各社のSDV戦略
OEM各社はブランド、市場、スキルに基づいてSDV戦略を成熟させています。一般的に、広範なOTA
ソフトウェアアップデートおよび高速な製品反復サイクルが可能な成熟した車両プラットフォームを持つOEMは、より多くのソフトウェアの自社開発を管理することもでき可能です。これは、機敏性に対するニーズによって裏付けられた自然な傾向です。本書ではOEM各社の動向について詳説しています。
目次
要旨
ソフトウェアディファインドビークル: 概要、定義、ドメイン
コア技術
OEMへの影響
グローバルOEMの動向
サプライチェーンへの影響と動向