出版:エヌ・ティー・エス 出版年月:2023年8月
グリーンアンモニア合成・利用の新展開
~社会実装に向けた製造技術から燃焼、水素キャリアとしての活用まで~
ページ数 | 140 |
税込価格 | 44,000円 |
税抜価格 | 40,000円 |
種別 | 日本語調査報告書 |
Report Overview
- カーボンフリーなエネルギーキャリアとして注目のグリーンアンモニア、その新規合成技術と直接燃料としての可能性について解説する!
- HB法に代わる低コストな製造技術が開発により、注目されるアンモニアの新しい用途開発とその社会実装に向けた技術革新を概観する!
■章タイトル
第1編 次世代アンモニア合成技術
第1章 粉末光触媒による水を電子源としたアンモニア合成技術の開発
第2章 Ru触媒と水素透過膜を用いたアンモニア電解合成技術の開発
第3章 グリーンアンモニア合成触媒の評価方法
第4章 固体電解質を利用したアンモニア電解合成技術の開発
第5章 電場印加による表面プロトニクスを活かした低温アンモニア合成
第6章 リチウム合金を用いたアンモニア合成技術の開発
第7章 炭酸水利用による窒化鉄からの常温・常圧アンモニア合成
第8章 エネルギーキャリアとしてのCO2 フリーアンモニアの製造技術,
合成実証,およびサプライチェーンの構築に向けて
第2編 アンモニア利用技術
第1章 ディーゼル機関によるアンモニア/軽油混焼技術
第2章 ルテニウム触媒によるアンモニア分解・水素供給システムの開発
第3章 アンモニアのプラズマ分解による純水素製造技術の開発
第4章 触媒充填型メンブレンリアクターを用いたNH3分解による水素製造技術の開発
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グリーンアンモニア合成・燃焼技術の新展開
~社会実装に向けた製造技術から水素キャリアとしての活用まで~
執筆者一覧(掲載順)
白石 康浩 大阪大学 大学院基礎工学研究科 准教授
平井 隆之 大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授
久保田 純 福岡大学 工学部 教授
眞中 雄一 国立研究開発法人産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター
主任研究員/東京工業大学 物質理工学院 特定准教授
難波 哲哉 国立研究開発法人産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター
副センター長 兼務 研究チーム長
大友順一郎 東京工業大学 環境・社会理工学院 教授
岡﨑 萌 東京大学 大学院新領域創成科学研究科
李 建毅 東京大学 大学院新領域創成科学研究科
関根 泰 早稲田大学 理工学術院先進理工学研究科 教授
水谷 優太 早稲田大学 理工学術院先進理工学研究科
宮岡 裕樹 広島大学 自然科学研究支援開発センター 特定教授
江場 宏美 東京都市大学 理工学部 教授
甲斐 元崇 日揮ホールディングス株式会社 サステナビリティ協創ユニット プログラムマネージャー
仁木 洋一 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
環境・動力系 動力システム研究グループ グループ長
雑賀 高 工学院大学 教育支援機構 特任教授
神原 信志 岐阜大学 工学部 副学長/教授
伊藤 直次 宇都宮大学 工学部 特任教授
古澤 毅 宇都宮大学 工学部 教授
今 俊史 株式会社巴商会 水素エネルギー事業推進部グリーンイノベーション推進課 課長
秋永富士夫 株式会社巴商会 横浜研究所 所長
グリーンアンモニア合成・燃焼技術の新展開
~社会実装に向けた製造技術から水素キャリアとしての活用まで~
第1編 次世代アンモニア合成技術
第1章 粉末光触媒による水を電子源としたアンモニア合成技術の開発
1.はじめに
2.半導体表面欠陥
3.TiO2
4.リンドープグラファイト状窒化炭素
5.金属オキシクロリド
6.人工光合成反応としてのNH3合成
7.おわりに
第2章 Ru触媒と水素透過膜を用いたアンモニア電解合成技術の開発
1.はじめに
2.アンモニア電解合成の優位性
3.Ru触媒,Pd合金水素透過膜,リン酸塩電解質によるアンモニア電解合成
4.Ru触媒,Pd合金水素透過膜,リン酸塩電解質による電解合成セルの特性
5.今後の展望 20
第3章 グリーンアンモニア合成触媒の評価方法
1.はじめに
2.グリーンアンモニア合成触媒の評価方法
3.実証機での触媒評価
4.高温領域での触媒評価:平衡到達度評価
5.低温領域での触媒評価:Light-off 値による評価
6.まとめ
第4章 固体電解質を利用したアンモニア電解合成技術の開発
1.はじめに
2.アンモニア電解合成の温度域について
3.アンモニア電解合成の既往研究
4.アンモニア電解合成の反応機構解明に向けて
5.おわりに
第5章 電場印加による表面プロトニクスを活かした低温アンモニア合成
1.はじめに
2.電場印加による低温域でのアンモニア合成速度の向上とメカニズム解析
3.電場アンモニア合成における特異な温度依存性
4.異種カチオンドープによる電場アンモニア合成速度の支配因子の解明
5.異種カチオンドープによる水素吸着エネルギーへの影響
6.交流インピーダンス法による表面プロトニクスの観測
7.おわりに
第6章 リチウム合金を用いたアンモニア合成技術の開発
1.はじめに
2.窒化物合成
3.リチウム(Li)合金を用いた窒素解離/再結合
4.リチウム-錫合金を用いた擬触媒的アンモニア合成
5.おわりに
第7章 炭酸水利用による窒化鉄からの常温・常圧アンモニア合成
1.はじめに
2.窒化鉄FexNについて
3.窒化鉄からのNH3生成
4.今後の展望
第8章 エネルギーキャリアとしてのCO2 フリーアンモニアの製造技術,合成実証,およびサプライチェーンの構築に向けて
1.日揮グループの水素・アンモニアの取り組み
2.CO2フリーアンモニアの製造技術と合成実証試験
3.CO2フリーアンモニアサプライチェーンの構築に向けて
第2編 アンモニア利用技術
第1章 ディーゼル機関によるアンモニア/軽油混焼技術
1.はじめに
2.往復動内燃機関によるアンモニアの燃料利用の課題
3.小型ディーゼル機関によるアンモニア/軽油混焼試験
4.まとめ
第2章 ルテニウム触媒によるアンモニア分解・水素供給システムの開発
1.水素キャリアとしてのアンモニア
2.アンモニア分解システムの性能
3.燃料電池自動車用アンモニア分解・水素供給システムの開発
第3章 アンモニアのプラズマ分解による純水素製造技術の開発
1.開発の背景
2.パラジウム合金膜の水素透過特性
3.純水素製造システムの開発
4.まとめ
第4章 触媒充填型メンブレンリアクターを用いたNH3分解による水素製造技術の開発
1.はじめに
2.Cs-Ru/CeO2球状触媒の開発
3.実用分解触媒と活性比較
4.メンブレンリアクターの性能
5.おわりに